世界の雑学

あなたも毎日摂取してる!?「マイクロプラスチックの不都合な真実」

こんにちは、WAIです!

ここ数年で、「レジ袋の有料化」や「ストロー素材の変更」などが、ずいぶん進んでいると思いませんか!?

実は、このような社会的取り組みが加速している背景には、人類にとってかなり深刻な問題があるんです!

それは人類が生み出した便利な素材「プラスチック」による汚染です。

年々注目が高まっているこの問題、なにがそんなに重大なのか、今日は一緒に確認してみましょう!

プラスチックってなにが問題なの?


プラスチックの歴史はまだ浅く、日常に普及し始めたのは第二次世界大戦後と言われています。

軽量・安価・耐久性」などの点により、あっという間に私たちの日常に欠かせないものとなりました。

しかしここ数年、このプラスチックを原因とする重大な問題が明らかになってきています!

…それは!!

プラスチックによる環境破壊」です。…それも…かなり深刻みたいなんです。

海に捨てられるプラスチックの量は、なんと「年間800万トン」だと言われています。これはジャンボ機5万機と同じ重さになるそう。(WWFジャパンHPより

そして、海に流入したプラスチックは、紫外線やその他の外的刺激で分解され、目にも見えない極小のプラスチック片になっていくことが分かっています。


(海に捨てられるプラスチックごみのランキング)

1位.タバコの吸殻
2位. 食品の包紙
3位. ストロー
4位. 使い捨てスプーンやフォーク
5位. ペットボトル
6位. レジ袋


参照:ICC Report 2019


海に捨てられたこれらのごみは、半年ほどで徐々に分解されていきます。

極小にまで分解されたプラスチックは、2008年に『マイクロプラスチック』として定義されました。

マイクロプラスチックとは?

直径が5mm以下のプラスチック片のことを言います。

このマイクロプラスチックは、かなり小さいため、海から取り除くことは現時点で「不可能」だとされています。

そして、現在すでに世界中のあらゆる場所の海水から、この「マイクロプラスチック」が大量に検出されているそうです!

もちろん、日本も例外ではありません。

日本を含む「東アジアの周辺領域」は、最も汚染度が高く、世界の海と比べ、27倍ものマイクロプラスチックが浮遊していると報告されました。(環境省の海洋ゴミの実態把握調査2016)

実際、2015年の調査では、東京湾で釣られたイワシの8割からプラスチック片が検出されています。(記事をみてみる

これはもう他人事ではないですね…

では次に、この「マイクロプラスチック」が海の生態系にどのような影響を与えているのかをみていきましょう!

プラスチックによってどんな影響がでてるの?


いきなりですが、下の数字は何を意味していると思いますか?

実はこの数字、毎年プラスチックが原因で死んでしまうウミドリ海洋哺乳類の数です。(Ocean conservacy annual report2007)

その他の魚なども含めると、その数ははるかに多くなると思います。

この問題が深刻と言われる理由は、「生態系が崩れていく」ことにあります。

プラスチックごみが分解され、小さくなると、エサと勘違いした魚がそれを食べます。
そして、そのプラスチックを含んだ魚を、それより大きな、私たちヒトを含めた生物が捕食します。

出典:Pacific Ocean Trash Vortex

こうして小さな生物から大きな生物へと、食物連鎖を通してプラスチックの影響が拡がっていきます!

このプラスチック片は体内で消化されないため、何十年も有害物質が蓄積されていく可能性もあるんです。

実際、胃の中が大量のプラスチックごみで満たされた海洋生物も多く発見され、大量死や生殖能力の低下を引き起こしているようです。

さらに衝撃なのは、2050年頃には、世界中の海に捨てられるプラスチックごみの量は、その海に生息する生物の数を上回ると推測されています。

プラスチックによる異変は世界各地で始まっていて、最近では、雨や大気中からもマイクロプラスチックが検出されました。


…そして、ついには私たちヒトの体内からもマイクロプラスチックが検出されたんです…

ヒトへの影響はあるの?


2018年10月にウィーン医科大学などの研究により、日本を含む8ヵ国の人の便からマイクロプラスチックが検出されたと報告がありました。

やっぱりって感じですよね!?

このマイクロプラスチックの摂取によるヒトへの影響に関しては、まだまだ長期的な研究例がありません。

しかし、動物の研究例によると..


マイクロプラスチックの中でも、ごく小さなものは消化器で吸収されて
血管やリンパ管に入り込む可能性がある

日本経済新聞(2018/10/24)より一部抜粋

…このような事が分かっているみたいです。

とにかく、私たちも知らず知らずのうちにマイクロプラスチックを摂取していて、その長期的な影響というのは、まだ全くの未知数ということになります。

これらのプラスチック片には、酸化防止剤難燃剤などの添加物由来の様々な有害化学物質が含まれるうえ、周辺の海水からの有害化学物質も吸着しているようです。

参照
「マイクロプラスチック汚染の現状,国際動向および対策」
高田 秀重(2018) 

日常用品にもマイクロプラスチックが含まれている?


私たちはどこからマイクロプラスチックを摂取してしまうのでしょうか!?

残念ながらその答えは「あらゆる所から」ということになります。

2018年8月28日の「Newsweek」によると、ニューヨーク州立大学の研究チームが、世界で販売されている11の主要ブランドのミネラルウォーターを調査し、その93%からマイクロプラスチックが検出されたそうです。

さらに2019年には、紅茶のティーバックから、100億を超える数のマイクロプラスチックがお湯の中に流入しているという衝撃の研究報告が行われました!(BBC 2019/9/27

それだけではありません!

洗顔料歯磨き粉コスメ用品などにもマイクロビーズと呼ばれるプラスチックが使用されています。

出典:Greenforwardnews.com

そのため、顔を洗い流すたび、歯を磨くたびに、無数の回収不可能なマイクロプラスチックが排水として放出されていきます。

さぁ!! ここまで深刻な問題になってしまったこの状況!

あなたならどう解決したら良いと思いますか!?

まとめ


状況が深刻化するにつれ、世界各地で海岸のゴミを拾う活動や、プラスチックによる環境破壊の啓蒙活動キャンペーンが頻繁に開催されるようになりました。

また、根本的な問題の解決に向け、日常用品へのプラスチックビーズの使用を禁止したり、プラスチックの代替素材を使用するなどの対策をとる国や企業が増えてきました。

しかし、残念なことに、海へ流入するプラスチックごみは今後も増え続けると予測されています。

回収不可能なマイクロプラスチックと、今後も増え続けるプラスチックのごみ!!

私たちはこの現実に、これからどう向き合っていくべきなのでしょうか!?

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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