世界の雑学

なぜトイレットペーパーがなくなる?「買い溜め」する時の心理とは!?

こんにちは、WAIです。

今、新型コロナウイルスの感染拡大で「買い溜め」現象が世界中あちこちに起きているみたいです!

ついこの間までは、そうなんだぁ位の印象でした!しかし!!!

WAI

えっ?あれっ??
我が家のトイレットペーパーがもうなくなる!!


そして、週末買えば良いかと考えてました……..

が…トイレットペーパーがどこに行っても無いんです。

そればかりか、ティッシュや赤ちゃん用のお尻拭きすらない状況。

インスタントラーメンもかなりの売れ行きだとか…


生活必需品なので、本当に困りますよね…

しかし、もともとは『新型コロナウイルスの影響で、トイレットペーパーなどの製品を中心に輸入量が激減する』というデマから始まった「集団パニック行動なんです。

トイレットペーパーも、日本には充分な供給量があるそうです

各自治体は事態の収拾に努めてますが、近所のドラッグストアはマスクが入荷したとあれば行列ができたりと、依然カオスな状態が続いています。

そしてなかなか自体が収束しそうにありませんね😢

一体なぜ、このような事態が起きるのでしょうか!?

今日は買い溜めが起きる心理的要因にフォーカスしてみたいと思います!

「買い溜め」行為の歴史


1973年の原油価格高騰に端を発した「オイルショック」時には、経済への不安からか、石油価格には直接の影響を受けないトイレットペーパーが異常に買い溜めされました。

同じく、1995年の阪神淡路大震災2011年の東日本大震災でも、水や食糧をはじめ、様々な生活必需品の買い溜めが発生したそうです。

この2011年東日本大震災後の「買い溜め騒動」では、


首都圏の水の需要 → 31倍
カップ麺の需要 → 14倍

…にも昇ったそうです。

WAI

いかにこの時の買い溜め意識が高かったか分かりますね。
言い換えれば、それだけ皆んな先行きが不安だったんだ…

誰も責めることはできないよね…😷

「買い溜め」されやすい物


2011年に起きた「買い溜め騒動」の前後で、購入量が増えたものは以下の品物だったそうです。

いずれも生活に欠かせない物であり、なおかつ長期の保存が可能な品物ばかりですね!


・非常食
・レトルト、インスタント食品
・菓子類
・水
・トイレットペーパー
・電池


今回のコロナ騒動でも、急遽学校が一斉休校になったりしたことで、より一層事態の深刻さを感じた人も多いのではないかと思います。

まだしばらくは、「買い溜め」現象が続くかもしれませんね…

買い溜めの発生メカニズム


下の図は買い溜めの発生機序をまとめたものになります!

つまり、「買い溜め」と言う行動は、ごく一部のデマに敏感な人たちが大量に買うことで、「このままでは自分たちの生活に支障が出てしまう」と思ったその他の方も「買い溜め」へと誘導するメカニズムなんですねー!!

この買い溜めに代表されるようなパニック行為のことを「獲得パニック」と呼ぶそうです!

ではなにがこの「獲得パニック」を誘発するのでしょうか?

パニックの発生条件


パニックが発生する要因として以下の心理的、物理的要因が影響するとされています。

① 個人的特性
危険の切迫や外部からの救援が望めそうにない場合。
不安感や心理的ストレスを感じる。

② 集団的特性
連帯感の欠如・集団規範の崩壊・群衆密度の高さ

③ 物理的・社会的環境条件
資源の希少性・状況把握を困難にするノイズ・背景的社会不安

参照:「安全・危機管理に関する考察-緊急時の人間行動特性-」(2003)

WAI

吉田(2003)によると上記のどれか一つが欠けてもパニックは発生しにくいと報告してるよ。

つまり今回の新型コロナウイルスによる「買い溜め」もこれらの要因が大きく影響を及ぼしていそうだね(_ _)

そしてこのパニック時や緊急時には、「思考力の低下」や「情報の偏向」に陥るそうです。

また、心理的ストレスにより攻撃性が高くなることもあるそうです。

今回のコロナ騒動でも、マスク等の在庫がないことに逆上し、ドラッグストアの店員に詰め寄ったり、購入待ちの列で客同士が喧嘩に発展する事態も起きてるそうです。

これらの行動は、パニック時に見られる不安によるものだと考えられます。

なぜデマを信じてしまうのか?


今回のトイレットペーパーやその他の商品の買い溜めも、元々はデマが発端となっています。

人から人へと誤った情報が移るたびに、個人の経験が反映され「真実味が増す」そうです。

つまりデマは広まれば広まる程、真実味を帯びてくるということですかね!?

そしてこのようなデマが発生する理由として、「情報の不足」が挙げられます。

危機的な状況に対して十分な情報が提供されない場合、不安を抱え情報を欲している人たちが、信憑性のない情報でさえも事実として吸収してしまうそうです。

村人A

つまり今回のこの騒動でも、必要な情報がしっかり行き届いてなかったのかもしれないね!!

最後に


新型コロナウイルス拡大に対する不安は皆んな同じです。

ウイルスだけではなく、それによって外食産業から経済界全体が大打撃を受けています。

これから先、まだまだどうなるか予測できないのが現状だと感じます。

その一方で、こんな研究報告があります。

誰かと協力し合ったりするなどの『他者貢献』を通して、不安によるストレスが軽減するそうです!


日本人が持つ美徳には『他者への寛容』さ『思いやり』『忍耐力』が挙げられると思います。

今もまだ、そんな日本人の気質は変わってないと信じて、一刻も早い事態の鎮静化を祈りましょう🤝


We are all in the same boat.


これは英語のイディオムと呼ばれることわざのような文です。

私たちは、全員が同じ「一つの船」に乗っています。

高波を経験するときも、最悪沈むときもいつも同じ状況にいます。

協力し合わなければ、舵は取れず、全員が最悪の状況を意図せず作り出してしまうんです。

波が鎮まるまで、皆んなで協力しましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考文献

1. 松本 亜沙香、林 春男、立木 茂雄 (2011) 「東日本大震災時の買い溜めパニック・寄付・物資送付の関連要因に関する研究」地域安全学会論文集2011第15巻p.163-172

2. 大友 章司、広瀬 幸雄 (2014)「震災後の買い溜め,買い控え行動の消費者の心理プロセスの検討」心理学研究84巻6号

3. 吉田 富彦 (2003)「安全・危機管理に関する考察-緊急時の人間行動特性-」国際地域学研究第6号

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